「尊」の意味、読み方や画数は?尊に込める願い、尊を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- 地位・価値が高く高貴であること。敬って大切にし、重んじること。人名や呼称に添えて敬意を示す語(例:尊 など…
- 「尊」は「上品、リーダー、古風・和風」のイメージがあります。
- ▼「尊」の意味や由来
- 印象・願い
- 無事に生まれてきてくれたことに感謝を込めて。誰からも尊敬される立派な人になるように。勇ましく、どんな困難にぶつかっても自力で乗り越えられる人になるように。
- ▼「尊」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「尊」は様々な読み方があり、一文字の名前では「たける、みこと、たかし」など、二文字名は「尊琉(たける)、武尊(たける)、尊斗(みこと)、旭尊(てるたか)」などがあります。
- ▼「尊」を使った名前一覧を見る
| 画数 | 12画 |
|---|---|
| 種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
| 名のり | そ・たか・たかし・たけ・たける |
| 訓読み | たっと(い)・とうと(い)・たっと(ぶ)・とうと(ぶ)【表外読み】みこと |
| 音読み | ソン |
| 部首 | 寸(すん) |
| 学習漢字 | 学習漢字6年 |
| 熟語 | 三尊(さんぞん)・本尊(ほんぞん)・世尊(せそん)・釈尊(しゃくそん)・唯我独尊(ゆいがどくそん) |
| 他字体 | |
| 意味 | そん、とうとい。中国の古代の盛酒器、仏の助数詞、神や仏そのもの、地位や身分が高い、とても価値がある、大切にする。 |
| イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「尊」の意味
- 地位・価値が高く高貴であること。
- 敬って大切にし、重んじること。
- 人名や呼称に添えて敬意を示す語(例:尊顔)。
- 神・仏や貴人を表す敬称(例:日本武尊・釈尊)。
- 酒を入れる古代の器。
- 仏像などを数えるときの助数詞。
「尊」は、地位や価値が高く高貴であることを示すほか、相手を敬い、大切に扱う気持ちを表す漢字です。
例えば「尊敬」や「尊重」、さらに「自尊心」などは、相手や自分自身の価値を認め、敬意を払う思いやりのある気持ちが込められています。
また、人名や呼称に添えて深い敬意を示す用法があり、神仏や貴人を「〜尊」と呼ぶほか、仏像を「一尊」「三尊」と数える際にも用いられます。
さらに、「尊」は特別な容器を示すこともあり、古くから貴重なお酒を入れる酒器のことも指しました。尊さを持つ存在や価値あるものとしての思いが、「尊」という漢字に込められています。
「尊」のイメージ、名前に込める願い
「尊」は、子どもが無事に誕生してくれたことへの気持ちも込めることができる漢字です。
立派な人を素直に敬える姿から、謙虚さや器の大きさ、感謝などのイメージも連想できます。
また周囲が尊敬できるような立派な人になれるようにという想いも込めることができるでしょう。
「高貴」の意味からは、気品がある穏やかな印象を与えます。
リーダー的存在に
数多くの日本の神様の名前にも用いられるため、神々しく周囲の人の規範となれるような真面目で実直な姿も連想できます。
勇ましい「日本武尊」のように、優れたリーダーシップや困難にも打ち勝つ強さや忍耐力、勇ましさなども表現できるでしょう。
賢く地道な努力ができ、自分が達成したい目標をしっかりと持てるような人生を歩めそうです。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 感謝
- 素直
- 謙虚
- 尊敬
- 尊い
- 立派
- 気品
- 真面目
- 勇ましい
- 強い
- 努力
- 賢い
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

無事に生まれてきてくれたことに感謝を込めて

誰からも尊敬される立派な人になるように

勇ましく、どんな困難にぶつかっても自力で乗り越えられる人になるように
「尊」の読み方いろいろ
「尊」の音読みは「ソン」、訓読みでは「たっと(い)、たっと(ぶ)、とうと(い)、とうと(ぶ)」です。
表外読みの訓読みは「みこと」です。名付けに用いられる響きは「きみ、たか、たかし、たける」があります。
1文字でも名付けられますが、「尊志(たかし)」「清尊(きよたか)」など「たか」の響きも人気です。
尊を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~
「尊」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 和尊(かずたか)
-
男女ともに人気のある「和」を頭字に用いた男の子の名前です。
「平和」や「和やか」のイメージから大らかで朗らか、温もりを感じられるでしょう。
「和」はすっきりとした字面なため「尊」とのバランスも良く、日本らしい伝統的な雰囲気も感じられます。
普段は穏やかで温厚でも、いざという時には逃げない強さも持てるようにという想いも込められます。
呼びやすいため、親しみやすい名前です。
- 桐尊(きりたか)
-
樹木の一種である「桐」を頭字に用いた名前です。
タンスなどにも使われる「桐」は古くから高級な木材であり、美しい木目と爽やかな香りが魅力です。
「桐」の花言葉は、「高尚」。古くから鳳凰が止まる神聖な木とされてきたことから、神様の名前にも用いられる「尊」とも縁がある漢字と言えます。
上品な雰囲気を感じられるだけでなく、芯が強く尊敬できる立派な姿も連想できる名前と言えるでしょう。
- 尊斗(みこと)
-
「と」の響きで人気の「斗」を添え字に用いた男の子の名前です。
「北斗七星」の漢字としても有名な「斗」は、柄杓の意味があります。
水をすくう柄杓のように、人の気持ちをすくい上げ共感することのできる優しさを連想できる漢字です。
自分ばかりでなく、相手のことも考えられる人は貴重です。間違いなく尊い逸材と言えるでしょう。
優しく、誰からも愛される人になれるようにという願いが込められます。
- 命尊(めいそん)
-
「命」を頭字に用いた男の子の名前です。
誰にとってもかけがえのない「命」は重みがあり、健康で長生きをして欲しいという想いを込めることができる漢字です。
「運命」なども連想できるため、明るく満ち足りた人生を歩む姿も連想できます。
「尊」とのバランスも良く、古風で堅実な印象も与えるでしょう。
他の子どもと被ることも少ない名前と言えます。健康で強い人になるようにという願いが込められる名前です。
- 尊笑(たかえ)
-
「笑」を添え字に用いた女の子の名前です。
上品で花咲くような素敵な笑顔が思い浮かぶ「尊笑」は、洗練された印象も与えます。
可愛いだけでなく気品も感じられるため、大人びた雰囲気も親しまれるでしょう。
明るく、頭の回転も速いため常に周囲を笑顔にできる姿が連想できます。
たくさんの人に愛される人生を歩めるでしょう。朗らかで自分の夢に向かって努力できる人になるようにという願いが込められます。
男女どちらにも名付けられる名前
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「尊」は名前に良くない?名付けの際の注意点
「尊」は気品や麗しさを感じることのできる漢字ですが、神様や目上の人の敬称に使われるため、名前に使うことに対しておこがましいと感じる人がいるようです。
しかし、本来「尊」とは「大切にする」という意味でも親しまれています。
物が溢れている今の時代に人や物、目に見えない存在を大切にする精神はとても尊いものです。
両親が初めて子どもに贈る名前も尊いものであり、大切なのは名前に想いを込める両親の想いでしょう。
また最近では「尊」を用いた名前が増えたことから、「おこがましい」という印象は薄くなっているようです。
「尊」を使った名前
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前日(12月15日)
「名前に使える漢字」ランキング
| 順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 柊 | 9 | しゅう、ひいらぎ。モクセイ科の常緑小高木、スズキ目の海魚 | |
| 2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
| 3 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
| 4 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
| 5 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
| 6 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
| 7 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
| 8 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
| 9 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
| 10 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 |
