「紅」の意味、読み方や画数は?紅に込める願い、紅を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- 鮮やかな濃い赤。べに、くれない。ベニバナから採った染料。化粧品・染料・食料品などの着色に使う赤の顔料 など…
- 「紅」は「美しい、宝石、おしゃれ、色、秋」のイメージがあります。
- ▼「紅」の意味や由来
- 印象・願い
- 美しい紅のように充実した人生を送れるように。紅が似合うような、美しく上品な雰囲気を持った人になれるように。エネルギッシュでどんな時でも自分らしくあれるように。四季の一つである「春……
- ▼「紅」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「紅」は様々な読み方があり、一文字の名前では「いろ、こう、べに」など、二文字名は「紅葉(くれは)、紅葉(いろは)、美紅(みく)、紅羽(くれは)」などがあります。
- ▼「紅」を使った名前一覧を見る
画数 | 9画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | あか・いろ・くれ・もみ |
訓読み | べに・くれない【表外読み】あか(い)・ もみ |
音読み | コウ・ク【表外読み】グ |
部首 | 糸(いと/いとへん) |
学習漢字 | 学習漢字6年 |
熟語 | 深紅(しんく/しんこう)・千紫万紅(せんしばんこう) |
他字体 | |
意味 | べに、くれない。赤色、赤い。べに花の色、鮮やかな赤い色、べに花の顔料。女性を指す語(紅一点)。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「紅」の意味
- 鮮やかな濃い赤
- べに、くれない
- ベニバナから採った染料
- 化粧品・染料・食料品などの着色に使う赤の顔料
- 女性に関することを表すことば
- 伽羅の一種である香の名前
「紅」は、はっきりとした鮮やかな赤を意味する漢字です。
鋭い棘を持つ植物であるベニバナの花からわずかに採れる染料を差しており、ベニバナの別名としても知られています。
また、「紅」は豊かで香り高い香木、伽羅の一種である香の名前でもあります。
紅は手間のかかる高価な染料
ベニバナから採れる紅色は染色に使われます。
何度も冷たい水で洗い続けて染める紅花染めは大変な手間と時間がかかります。
紅花から取れる紅はごくわずかだったため、「紅一匁、金一匁(べにいちもんめ、きんいちもんめ)」=金と同等の価値があると言われるほど昔は高価なものでした。
オレンジ色がかった美しいベニバナを集めて染められた紅色もしくは黄色の布は、はっと目が惹きつけられるほど鮮やかで美しい色です。
生活にもなじみ深い紅
「紅」は「べに」とも読み、口紅を始めとする化粧品や染料としても馴染み深いでしょう。
食べ物に使われる染料にも紅のように明るい赤があります。
鮮やかな赤を表す「紅」
「紅」は美しい赤が魅力的な宝石、ルビーの別名である「紅玉」や「紅蓮」「紅葉」「紅白」などの言葉でも知られている漢字です。
猛暑の夏でも鮮やかな色の花を咲き誇らせる「サルスベリ」は、長期間赤い花を楽しませるため漢字で「百日紅」と書き、「ひゃくじつこう」と言う別名も持ちます。
紅の漢字の成り立ち・由来
夕焼け空よりももっと深く鮮やかな赤を指す「紅」。
より糸を意味する象形文字の「糸」とのみやさしがねを意味する象形文字の「工」が組み合わさった漢字です。
「工」は作るの意味ですが、「紅」では赤いかがり火の意味をもつ「烘(コウ)」と同じ意味を持ちます。
後に「あかい」「べに」の意味が生まれました。
「紅」のイメージ、名前に込める願い
「紅」のはっきりとした鮮やかな赤は、同じ赤である朱色や茜色よりも濃くて発色の良い色合いです。
赤=情熱と連想する方も多いでしょう。
生命力そのものである血の色でもあることから活気がある、元気が良いなど健康面でもポジティブな意味が思い浮かびます。
また美しい色のため、充実した彩の多い人生になるように、と願いが込められることが多いんです。
また、ベニバナの花言葉は「装い」。ベニバナで作られた口紅や頬紅は、古くから身分の高い女性を美しくさせる化粧品として愛されてきました。
昔はベニバナで作られた紅は大変に高価だったことから、高貴さもイメージできるでしょう。
人目を引く艶やかさだけでなく、真っ赤な紅が似合う上品さ、優雅さ、格好良さなども連想できます。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 情熱
- 気高い
- 優雅
- 麗しい
- 美しい
- 生命力
- エネルギッシュ
- 健康
- 明るい
- 充実
- 朗らか
- 洗練された
- 貴重性
- 艶やか
- 大胆
- 魅力的
- 愛嬌
- 笑顔
- 深紅
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

美しい紅のように充実した人生を送れるように

紅が似合うような、美しく上品な雰囲気を持った人になれるように

エネルギッシュでどんな時でも自分らしくあれるように
「紅」の読み方いろいろ
「紅」は、の 音読みは「コウ、グ、ク」、訓読みは「べに、くれない、あか(い)、もみ」です。
名前に使われる漢字は、基本的な響きである「く、こう」などが人気です。
他にも、「いろ、くれ」なども女の子の名付けで高い人気を誇ります。
男女問わず名付けに人気の「紅」。9画ですが、全体的にすっきりとした字面が特徴です。
男の子の名付けでは、特に「コウ」の響きが好まれます。
組み合わせる漢字によって雰囲気をがらりと変化するので、相性の良い漢字も多いでしょう。
響き次第で、涼やかな雰囲気にも可愛らしい雰囲気にもなる漢字です。
「紅」の漢字の説明の仕方
- くれないの「紅」
- もみじの「紅」
- 竹俣紅の「紅」
「紅」を使った熟語
- 万緑一紅(ばんりょくいっこう)
- 複数あるものの中にたった1つだけ優れたものがあることの例えです。
男性が多い中で1人だけ女性がいる様子も指します。
緑一色の草むらの中で、ひときわ目を引く赤い花が咲いている様子から生まれた四字熟語です。
もともとは、「万緑叢中紅一点」を略した言葉で、一般的に「紅一点」として使われています。草
草むらの中にたった1輪だけ花が咲いていたら目立つため、その様子を上手く捉えた熟語ですよね。 - 寒紅 (かんべに)
- 寒い時期に作った紅のことです。とても鮮明で美しいとされる色です。
ベニバナ染めは、寒中の水で花をもみ洗うことでより美しい紅色が出ます。
ベニバナで染色するのは、冬が最も適した季節だと言われているんです。
中でも寒中の丑の日に買う紅は、子どもの疱瘡などに効くとされてきました。丑紅とも呼ばれます。
夏の土用の丑の日にはウナギのかば焼きを食べたり灸を据え、寒中の土用の丑の日には丑紅を買う風習がありました。
「紅」を使ったおすすめの名前
「紅」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
女の子の名前
紅春(くれは)

四季の一つである「春」と組み合わせた女の子の名前です。
植物たちが次々と芽吹き、野原や道を歩く木々の色が変わり始める春と鮮やかな紅は相性がぴったりです。
「春」は「紅」と同じ9画なので、字面もバランスの良さをうかがえます。
和風な雰囲気が上品で、響きも「くれは」とどこか爽やかさも感じられるでしょう。
春のように温かく美しい子になるように、と願いが込められています。
おすすめの名前ピックアップ
男の子の名前
紅河(こうが)

大河、氷河でもお馴染みの「河」と組み合わせた男の子の名前です。
雄大なスケールを連想できる「河」は、落ち着きのある雰囲気や滅多なことでは動じない逞しさを感じられます。
字面のバランスも良く、男の子らしい響きである「こうが」も親しみやすい響きです。
鮮やかな「紅」と組み合わせることで、人生がより豊かで楽しいものになるように、と願いが込めることができます。
おすすめの名前ピックアップ
「紅」を使った名前
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前日(7月17日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
---|---|---|---|---|
1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
8 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
9 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |