「琴」の意味、読み方や画数は?琴に込める願い、琴を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- こと。弦楽器の一つ、古代中国の七弦のこと。琴に似た弦楽器の通称。鍵盤楽器の類。 など…
- 「琴」は「可愛い、上品、古風・和風、芸術、音楽」のイメージがあります。
- ▼「琴」の意味や由来
- 印象・願い
- 美しい音色を奏でる琴のように、癒しと笑顔に満ちた人生を送れるように。豊かな感性と多様な才能に恵まれるように。忍耐強く、自分の夢を叶えられるよう努力出来る人に育つように。木々が芽吹……
- ▼「琴」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「琴」は様々な読み方があり、一文字の名前では「こと」など、二文字名は「琴葉(ことは)、琴音(ことね)、琴羽(ことは)、美琴(みこと)」などがあります。
- ▼「琴」を使った名前一覧を見る
画数 | 12画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | |
訓読み | こと |
音読み | キン【表外読み】ゴン |
部首 | 王(たま/たまへん/おうへん) |
熟語 | 月琴(げっきん)・和琴(わごん)・風琴(ふうきん)・提琴(ていきん)・弾琴(だんきん) |
他字体 | 珡 異体字・同字 |
意味 | きん、ごん、こと。弦楽器全般の総称。古くから日本人に親しまれている楽器。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「琴」の意味
- こと
- 弦楽器の一つ、古代中国の七弦のこと
- 琴に似た弦楽器の通称
- 鍵盤楽器の類
「琴」はかつては「きん」とも読んだ弦楽器のことです。
今では和琴として、日本舞踊や神に奉納する神楽などに欠かせない楽器として見ることができます。
「琴」と聞くと、床に置き指につけた琴爪で強く弾くことで音を奏でる印象ですが、実は鍵盤楽器も入ります。
和琴(わごん)、月琴(げっきん)や竪琴(たてごと)はもちろん、バイオリンを意味する「提琴」、オルガンを意味する「風琴」なども「琴」が使われています。
打楽器で知られる木琴、鉄琴を小学校や中学校で演奏したことのある方も多いのではないでしょうか。
琴」と「筝」の違い
私たちは普段「琴」だと思っている楽器は、正しくは「筝」と言います。
かつては「筝」が常用漢字ではなかったため、「琴」の漢字を代用し、一般化したのです。
「琴」も「筝」も床に置いて演奏する楽器で、形も非常によく似ているので混同されることも多いのですが、本来は全く異なる楽器です。
「琴」と「筝」の一番の違いは、音程の調整の仕方です。
「筝」は音の高さを調節したい時、柱(じ)と呼ばれるものを使います。
対して琴は指で弦を抑えることで音の高さを調節します。
シンプルでいて奥深い琴の音色
日本の伝統的な楽器の1つである「琴」は、とても奥深い楽器です。
奏でる人によって全く違う音を奏でるので、同じ音色は一つとしてありません。
また琴爪で弾いて引く際、しっかりと力を込めないと良い音にはなりません。
シンプルですが、その分心の在り方がはっきりと出る楽器です。
琴の漢字の成り立ち・由来
「琴」は、琴を横から見た時の象形文字が成り立ちとされています。
「今」の上に2つある「王」は王そのものではなく、指で弾いて演奏する弦楽器の弦を張るために使われている柱が変化した形だそうです。
「琴」のイメージ、名前に込める願い
「琴」は、楽器の中でも特に歴史が深く流れるような心地よい音が特長です。
人々を癒し、愛されてきた楽器でもあります。
明るさや素直さ、豊かな感性、多彩な才能を連想できるでしょう。
高級な琴は桐の丸太から作られるので、完成まで10年ほどかかると言われます。
じっくりと時間をかける必要があることから根気強さ、忍耐強さ、努力などが連想できるでしょう。
音色から、美しく上品で奥深さも感じられます。
芸術的なセンスや感受性がある人に
音楽や芸術のセンスに優れている人は、総じて観察力や学習能力が高く豊かな経験をしている方が多いものです。
感受性が強く、自分の世界をしっかりと持っている芯の強さもうかがえます。
「琴線」という言葉があることから、人への共感能力が高く寄り添える人に育つでしょう。
協調性が高く、常に周囲の人との良縁に恵まれるはずです。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 美しい
- 気品
- 上品
- 楽しい
- 癒し
- リラックス
- 豊かな感性
- 多彩な才能
- 感受性
- 素直
- 朗らか
- 優しい
- 穏やか
- 純粋
- ロマン
- 寛容
- 真面目
- 努力家
- 根気強い
- 判断力
- 優秀
- 冷静
- 和風
- 芸術・音楽
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

美しい音色を奏でる琴のように、癒しと笑顔に満ちた人生を送れるように

豊かな感性と多様な才能に恵まれるように

忍耐強く、自分の夢を叶えられるよう努力出来る人に育つように
「琴」の読み方いろいろ
「琴」の音読みは「キン、ゴン」、訓読みでは「こと」と読みます。
名前には、主に訓読みである「こと」が使われ、特に女の子の名付けに高い人気を誇ります。
「琴」の画数は12画。中学校で習う漢字
かつては中国の皇帝も嗜んだと言われる楽器のため、上品で気品さもうかがえます。
曲線が伸びやかな印象を与えるので、のびのびとした字面の名前になるでしょう。
日本らしさが魅力的な漢字なので、和風・古風な印象の名前になります。
また、音楽や芸術、琴を連想させる漢字との相性が特に良いです。
組み合わせる漢字によっては中性的な響きも楽しめる漢字です。
「琴」の漢字の説明の仕方
- ことの「琴」
- 琴奨菊の「琴」
- 川本真琴の「琴」
「琴」を使った熟語
- 琴線(きんせん)
- 琴の糸のことです。また、人の心の奥深くに秘められている真情を指します。
「琴線に触れる」は成句であり、心の底にある心情にまで感動や刺激を与えることを意味します。
感動を与えたものは、全て良質なものとされるそうです。
近年では、怒りを買う、不愉快になるという意味で使われることが多い言葉ですが、本来は感動した時のみに使われる表現です。 - 琴心剣胆(きんしんけんたん)
- 風情を楽しむ教養や心があり、勇ましい力も持つ様子を意味します。
琴を奏で楽しむ心を持ち、時には剣をとって戦う力強さもあるということから生まれた四字熟語です。
日本の大名の1人である織田信長も舞を好んだと言います。
歴史に名を遺した武人は戦場で勇敢に戦う圧倒的な強さを持っていましたが、一方で美しいものを愛でる人も多くいました。
文武両道的な意味を持つ熟語です。
「琴」を使ったおすすめの名前
「琴」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
女の子の名前
琴葉(ことは)

木々が芽吹き茂らせていく「葉」と組み合わせた女の子の名前です。
「ことは」風のそよめきや川のせせらぎが聞こえてきそうな情緒ある響きです。
若々しさも感じる「葉」が添え字なので、春らしさも印象付けるでしょう。
読みやすく和風な名前なため、奥ゆかしさや芯の強さも連想できます。
琴のように上品で、茂る葉っぱのように充実した人生を送れるように、と願いが込められています。
おすすめの名前ピックアップ
男の子の名前
御琴(みこと)

スサノオノミコト、ヤマトタケルノミコトなど日本の神々が思い浮かぶ響きの名前です。
中性的な響きと字面なので、男女両方に名付けられるでしょう。
丁寧な言葉としてよく使われる「御」は、日本語の敬語を作る時の接頭辞です。
敬意や丁寧さを表す語として私たちの生活でもよく見かけます。
和風な響きで、文武に秀でた立派な人物が連想できます。
美しく上品で、しっかりとした芯の強さを持つ子に育つように、と願いが込められている名前です。
おすすめの名前ピックアップ
「琴」を使った名前
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前日(7月17日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
---|---|---|---|---|
1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
8 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
9 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |