「丞」の意味、読み方や画数は?丞に込める願い、丞を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- たすける。補佐する。じょう。律令制の各省の三等官。 など…
- 「丞」は「堅実、古風・和風」のイメージがあります。
- ▼「丞」の意味や由来
- 印象・願い
- 困っている人を助けられる強さと優しさを持つように。男性らしく頼りがいがある人に成長するように。義理堅く、大きな器を持つ人になるように。
- ▼「丞」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「丞」は様々な読み方があり、一文字の名前では「じょう、たすく、しょう、つぐ」など、二文字名は「桜丞(おうすけ)、丞玖(たすく)、奏丞(そうすけ)、泰丞(たいすけ)」などがあります。
- ▼「丞」を使った名前一覧を見る
画数 | 6画 |
---|---|
種類 | 人名用漢字 名付けに使えます |
名のり | すすむ・すけ・たすく・つぐ |
訓読み | たす(ける) |
音読み | ショウ・ジョウ |
部首 | 一(いち) |
他字体 | |
意味 | じょう。たすける、助け。補佐する、補佐。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「丞」の意味
- たすける。補佐する。
- じょう。律令制の各省の三等官。
「丞」は、補佐をしたり人を助けたりするといった意味があります。
古代中国の役職の一つである「丞相」などに見られます。
また、律令制において各省の三等官である「丞」を意味する漢字でもあります。
補佐の身分を意味した「丞」
「丞」は、奈良時代から律令制度下で設置された職の一つで、各省の管理職として重要な役割を果たしました。
行政は役職である官職と身分の序列である位階という2つの制度で構成されており、「丞」は各省の官職の中で三番目の地位に当たります。
主な役割は、上司の補佐や部下の管理、細かな雑用や実務の担当です。
中間管理職的な位置付けで、上司の指示を受け、部下を監督しつつ、実務的な管理や補佐に従事しました。
多様な業務を柔軟にこなせる優秀な人材が求められる職務と言えるでしょう。
「丞」の漢字の成り立ち・由来
「丞」は、会意文字です。
両手を意味する象形の「𠬞」、ひざまずく人を意味する象形の「卪」、穴を意味する象徴の「凵」とが組み合わさって成り立っています。
落とし穴に落ちてしまった人を両手を使って引き上げる様子を表していることから、「助ける、補佐する」という意味が生まれました。
「丞」のイメージ、名前に込める願い
「丞」は、人を助けることができる強さや優しさを連想することができる漢字です。
サポート上手で縁の下の力持ちのような存在をイメージすることができます。
朗らかで明るく、一緒にいて気持ちが晴れるような性格の持ち主を思い浮かべることもできるでしょう。
和風な印象から、さまざまな願いを名前に込めることができます。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

困っている人を助けられる強さと優しさを持つように
「丞」は、困っている人に手を差し伸べて助ける様子を意味することから、強さや優しさをイメージできる漢字です。
誰かを助けるためには、助けられるだけの十分な力や実力、努力が連想できるでしょう。
いつでも笑顔を絶やさない明るさも連想できるため、一緒にいて心が温かくなる人柄もイメージできます。「温厚で、強く優しい人であれるように」という願いが込められます。

男性らしく頼りがいがある人に成長するように
「丞」の人を助けられる強さや力は、男性らしさや頼りがいなどもイメージすることができます。
弱い人を率先して守り、時にはサポートや見守りなどをする人は、周囲の人から慕われたり愛されたりする様子を連想することができるでしょう。

義理堅く、大きな器を持つ人になるように
「丞」は、古風な印象から懐の深さや義理堅い面を連想することができる漢字です。
昔気質の性格から、受けた恩は必ず返す人情味あふれる人柄を持つ人物をイメージすることもできるでしょう。
ちょっとしたことでも動じず、困っている人に手を差し伸べられるような豪胆さや大きな器の持ち主を連想することができます。努力を重ね、実力を兼ね備えた人物への成長を願うことができます。
「丞」の読み方いろいろ
「丞」の音読みは「ショウ、ジョウ」、訓読みは「たす(ける)」です。
名乗りに用いられる読みは、「すけ、すすむ、たすく、つぐ」になります。
特に「すけ、じょう」の読みで、特に男の子の名前で使われます。
「丞」を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~
「丞」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 心之丞(しんのすけ)
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古風で日本男児らしい「しんのすけ」という読みを用いた男の子の名前です。
シンプルな字面で、読みやすい名前と言えるでしょう。
「心」を用いることで、心穏やかで思いやりに溢れた人物が連想できます。
「丞」と組み合わせることで、困っている人を助けることができる強さや逞しいイメージも加わるでしょう。
頼りがいがある様子から、たくさんの人から愛され、信頼されることを願うことができる名前です。
- 丞真(しょうま)
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「真」は、「真実」「真っ正直」などの言葉から、素直さや純真さ、誠実さにといった願いを込めやすい漢字です。
「丞」と組み合わせることで、困っている人に手を差し伸べられる優しさを持つ人への成長が期待できるでしょう。
人々の手本となり、信頼される様子や義理堅く人情に溢れる様子もイメージできるでしょう。
「客観性を持ち、成長しても純粋さを失わないように」といった願いも込められる名前と言えます。
- 慧丞(けいすけ)
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「慧」は、「慧眼」など賢さや鋭い判断力が連想できる漢字として名付けに人気があります。
彗星の「彗」の下に「心」と書くため、美しさや神秘的なイメージも持つことができるでしょう。
「丞」と組み合わせることで、おしゃれな印象の名前となります。
人を思いやり、いざという時に手を差し伸べることができる人への成長が期待できます。
「たくさんの人から慕われる芯が強い人になるように」と言った願いが込められます。
- 丞悟(じょうご)
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「悟」を添え字に用いた男の子の名前です。
物事の本質を見極める力を「悟る」と表現することから、「優秀で物や人の良し悪しを見極めることができるように」といった願いを名前に込めることができます。
「丞」と同じく、知的で男性らしい強さやたくましさもうかがえるため、整った印象の名前と言えます。
落ち着きやおしゃれさも感じる字面です。
トラブルを未然に防ぎ、人に恵まれた明るい毎日を送ることが期待できるでしょう。
- 諒丞(りょうすけ)
-
「りょう」の読みで昔から人気がある「諒」は、偽りがない様子や思いやりがあるという意味があります。
真面目で温和な様子がうかがえる漢字でもあるため、穏やで柔和な人物への成長がうかがえるでしょう。
「すけ」をあえて「丞」にすることで、日本らしさや男らしい印象も加わります。
メリハリがある字面も魅力です。
「強さと思いやりに溢れ、困っている人を助けることができる人になるように」といった願いが込められます。
「丞」を使った男の子/女の子の名前リスト
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「丞」は名前に良くない?名付けの際の注意点
古風な印象が魅力の「丞」は、補佐役を意味する漢字であったため、二番手三番手に甘んじ、一番にはなれない人生になるのではないか?と子どもの将来を心配する声もある漢字です。
また「人を助けられるように」といった名前に込める願いも、重荷になったり他人任せな人になる恐れがあるという意見を持つ人もいるようです。
名前ではやや珍しい印象を与える「丞」は、「介」「輔」「亮」といった一般的な「すけ」と読まれる字よりも個性を光らせることができます。
意味もポジティブであるため、過度に心配する必要はないと言えるでしょう。
「丞」を使った名前
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前日(7月17日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
8 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
9 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |