「寿」の意味、読み方や画数は?寿に込める願い、寿を使った名前一覧

寿

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意味・イメージ
祝い、めでたい、喜び。ことぶき、ことほぐ。お祝いを述べること、またその言葉。祝いの儀式。長生き、長命 など…
「寿」は「おおらか、健康、生命力、古風・和風、縁起が良い」のイメージがあります。
「寿」の意味や由来
印象・願い
長い人生を幸せに生きて欲しい。誰からも祝福されるような心優しい子になりますように。人生を自分の力で歩めるよう、知恵と経験に恵まれますように。様々な経験を仲間と分かち合い、楽めます……
「寿」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「寿」は様々な読み方があり、一文字の名前では「ひさし、しゅう」など、二文字名は「寿真(かずま)、杏寿郎(きょうじゅろう)、杏寿(あんじゅ)、優寿(ゆず)」などがあります。
「寿」を使った名前一覧を見る
画数 7画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり いき・ず・たもつ・つね・とし・としなが・なが・のぶ・ひさ・ひさし・ひで・ひろし・ほぎ・やすし・よし・かず
訓読み ことぶき【表外読み】ことほ(ぐ)・ とし・ ひさ(しい)
音読み ジュ【表外読み】ス
部首 寸(すん)
熟語 天寿(てんじゅ)・米寿(べいじゅ)・長寿(ちょうじゅ)・喜寿(きじゅ)・福寿(ふくじゅ)
他字体  旧字体・人名用漢字
意味 長生き、長命、寿命が長いこと。いのち、よわい、年、年齢。ことぶき、ことぶく、ことほぐ(喜びを言う、祝う)。長命の祝い。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「寿」の意味

  • 祝い、めでたい、喜び
  • ことぶき、ことほぐ
  • お祝いを述べること、またその言葉
  • 祝いの儀式
  • 長生き、長命

「寿」は、出産や婚姻を始めとするお祝い事を意味する漢字です。

紅白まんじゅうを始めとするお祝いの品に「寿」と書かれているのを目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

お祝いの言葉そのものも意味する「寿」は、めでたいイベントには欠かせないんです。

また、新たな門出をお祝いする時だけでなく、長生きを意味する漢字でもあります。

日本では、暦にも使われる十干十二支が一回りすると「還暦(華寿)」と呼び、赤いちゃんちゃんこを着た祖父母をお祝いするという風習があります。

年を重ねるごとに77歳は「喜寿」、88歳は「米寿」といったように長寿のお祝いにも「寿」が使われています。

健康に長生き出来ていることに感謝し、それを一緒に喜んでくれる人たちが傍にいてくれているのは、とても幸せで嬉しいことです。

寿の漢字の成り立ち・由来

「寿」は、「杖をつく老人」と「長く連なる道」を意味する象形文字から生まれた漢字です。

年を取り、ゆっくり杖をつきながら歩くようになるまで長生きしている様子から「寿命が長い」という意味が生まれました。

長く連なった道は、老人が今まで歩いてきた人生の長さを連想させます。元々は、「壽」と書き、略字として使われ始めたのが「寿」なんです。

さらに「寿」は、「ことほき(ことほぎ)」という語が変化した語です。「こと」は、「言」、「ほき(ほぎ)」は、「祝う(ほく)」の連用形です。

平安時代以降、祝うを表す「ことほく」は、やがて「寿く(ことぶく)」と言われるようになり、後に名詞の「寿(ことぶき)」となったと言われています。

現在では「長寿」の意味同様に広く浸透し、祝う事全般を意味する漢字になりました。

「寿」のイメージ、名前に込める願い

「寿」は、めでたい、縁起が良いを意味することから、長い人生の中で多くの祝福が恵まれますようにと願いが込められることの多い漢字です。

笑顔が多く、周囲に祝福されるような優しい姿が連想出来ますね。

また長生きをするというのは、知恵があり物事を正しく判断出来る能力にも秀でています。

先人たちが記した「亀の甲より年の劫」は、本当に的を得た言葉です。年長者の経験に勝る知恵はありませんからね。

さらに「寿」は、七福神の1人である「恵比寿」や「福禄寿」、「寿老人」の名前にもある「漢字」です。「商売繁盛」「財産」「幸福」などを司っている神様たちが、幸せな人生の後押しをしてくれそうです。

  • 祝福
  • 縁起が良い
  • 幸せ
  • 健康
  • 長生き
  • 賢い
  • 判断能力がある
  • 経験豊か
  • 冷静
  • 優しい
  • 穏やか

これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

長い人生を幸せに生きて欲しい

誰からも祝福されるような心優しい子になりますように

人生を自分の力で歩めるよう、知恵と経験に恵まれますように

様々な経験を仲間と分かち合い、楽めますように

「寿」の読み方いろいろ

「寿」の 音読みは「ジュ、ス」、訓読みでは「ことぶき、ひさ(しい)、こと(ほぐ)」と読みます。

実際に名づけに使用される読み方は、「いき、かず、かつ、じ、じゅう、す、ず、つね、とし、なが、のぶ、ひさし、ひで、ひろ、ほぎ、ます、よし」と、様々な種類があります。

一文字なら「たもつ、かず、ひろし、ひで」と呼ばれます。女の子では、「す、ず、じゅ」が多く使われるようです。

「寿」を名前に使う際の注意点

「寿」は、その縁起の良さから男女ともに名づけに人気がある漢字です。

しかし縁起が良すぎるため、名付けられた子どもの人生が反対に不幸になってしまうのではないかと忌避される漢字でもあります。

期待され過ぎて子どもの積極性に欠けたり、逆に苦労が多くなってしまうのではと思われてしまうんです。

けれど、避けられているからと言って「寿」の名前を持つ人全てが、大変な人生を歩むわけではありません。トラブルは、対処さえすれば未然に防げます。

大切なのは、ご両親がどんな願いを込めて名前を付けたかではないでしょうか。「寿」はとても縁起の良い名前です。これから人生が始まる子の名前にぴったりな漢字でしょう。

「寿」の漢字の説明の仕方

  • ことぶきの「寿」
  • 福寿草の「寿」
  • 唐沢寿明の「寿」

「寿」を使った熟語

松柏之寿(しょうはくのじゅ)
長生き、長生きを祝う言葉のことです。また、節度を守って変わらない様子のことも指します。「松伯」とは、一年中葉が緑のまま冬を越すことの出来る松や柏といった常緑樹のことです。「寿」は寿命のこと。松や柏はとても丈夫で樹齢も長いため、長生きを称える言葉としても良く使われます。中国の詩人である白居易の詩の一説では、「松柏と鶴亀、其の寿は皆千年」と表現されているほどです。
福寿(ふくじゅ)
幸福で長生きであることを意味します。「人生100年時代」と言われるほど、日本では人が長生き出来るようになりました。多くの元気なご高齢の方が、これからの人生を楽しんでいるのを目にします。せっかく長生きをするのなら、健康で楽しく、平和な時間を過ごしたいですよね。

「寿」を使ったおすすめの名前

「寿」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「寿」は他の漢字との組み合わせも多く、縁起の良さにあやかれるような漢字との相性が良いでしょう。組み合わせる漢字次第で、込められる願いにも個性が出ますね。

男の子の名前

哲寿(あきひさ、あきとし)

「哲学」にも使われている「哲」と「寿」を組み合わせた名前です。「哲」は、道理に明るく徳や知恵がある人のことを指します。賢く、教養溢れる才能に恵まれ、人生にも幸せが多いようにと願いが込められています。人生には、良くも悪くもたくさんの転機があります。冷静に物事を見定めることが出来れば、何があっても怖くはありません。頼もしい姿を連想出来る名前です。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「寿」を使った男の子の名前をすべて見る

女の子の名前

亜寿紗(あずさ)

「寿」が真ん中に置かれた愛らしい名前です。女の子の名づけに人気が高い「亜」は、左右対称ですっきりとしたとバランスの良い漢字です。人を支えられるような強く優しい子になるよう願いが込められます。また、アジアの意味もあるので、世界で活躍できるような才覚に恵まれるようにと願いも込めることが出来ます。「紗」は、絹で織られた薄い布のことです。滑らかで繊細な布は、気品に満ちている美しさを誇ります。美しく優しい、祝福に溢れた女性の姿が連想出来る名前です。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「寿」を使った女の子の名前をすべて見る

「寿」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
222
2 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
392
3 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
178
4 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
513
5 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
347
6 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
263
7 11 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。
338
8 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
123
9 9 (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。
98
10 6 なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。
67

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