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2024年パリオリンピックで活躍した日本人選手の「名前」に注目!
[更新日] 2024年8月12日
2024年パリオリンピックでは、日本のアスリートたちが世界の舞台で輝かしい活躍を見せてくれました。
選手たちの驚異的な記録や感動的な瞬間は、私たちの記憶に深く刻まれることでしょう。
しかし、今回は少し異なる視点から、これらの素晴らしい選手たちに注目してみたいと思います。
そう、彼らの「名前」です。
名前は、その人の人生の始まりを告げる最初の贈り物です。
親の願いや希望が込められ、時にはその人の運命さえも左右すると言われています。
今回のパリオリンピックで活躍した選手たちの名前には、どのような思いが込められているのでしょうか?
そして、その名前は彼らの輝かしい活躍とどのように結びついているのでしょうか?
この記事では、パリオリンピックで日本にメダルをもたらした選手たちや、記憶に残る活躍をした選手たちの名前に焦点を当て、その魅力を紐解いていきます。
名付けの観点から見る、オリンピック選手たちの新たな魅力をお楽しみください。
スケートボード
堀米雄斗 (ほりごめゆうと)選手
スケートボード男子ストリート 金メダル
前回の東京五輪に続き、2大会連続の金メダル獲得という快挙を成し遂げた堀米雄斗(ほりごめ ゆうと)選手。
卓越した技術と華麗な演技で知られており、そのスタイルはスムーズでありながらも大胆なトリックを駆使することで高く評価されています。
今回もラストで超高難易度の技を決め、見事逆転勝利をつかみました。
「雄斗」という名前のイメージや印象
スケートボードは選手層が若く、今どきのオシャレで個性的な名前や中性的な名前の選手が多いのが印象的です。
そんな中、堀米選手の「雄斗」という名前は、力強さと雄大さを感じる普遍的な魅力のある名前です。
「雄」という漢字は、勇敢で力強さがあり、「斗」という漢字は、北斗七星を連想させ、方向性や導きをイメージすることができます。
「雄斗」という名前からは、まるで夜空に輝く星のように、明確な目標に向かって困難にも負けずに進む力強さを感じます。
パリ五輪まで多くの苦労を経てきた堀米選手。
この名前の通り、不屈の精神で果敢に挑戦し、ここぞという時に勝負強さを発揮できました。
並々ならぬ努力と精神力でつかみ取った金メダルと言えるでしょう。
吉沢恋 (よしざわここ)選手
スケートボード女子ストリート 金メダル
吉沢恋選手は、スケートボード女子ストリートで難易度の高いトリックを見事に決め、わずか14歳で見事に金メダルを獲得しました。
中学生までスマホを持っていなかったため、自分ができる技が実は難易度の高い技であることに気付かずに練習を続けていた、など経歴にも注目が集まる選手です。
吉沢恋(ここ)選手の名前の由来
吉沢選手の名前は、恋とかいて「ここ」と読みます。
漢字も読み方も可愛らしく、現代風のオシャレな雰囲気を持つ名前ですね。
名前の由来は、吉沢選手の4歳年上の兄「心(しん)」さんから。
「これからも家族一緒に生きていきたい」という親の思いから、お兄さんの名前の「心」が入る「恋」にしたのだそうです。
家族、兄妹の絆を感じる素敵な名前ですね。
恋(ここ)という名前のイメージや印象
一文字の「恋」という名前からは、深い愛情や情熱を感じます。
吉沢恋選手のスケートボードに対する情熱は、まさに彼女の名前に表れていると言えるでしょう。
彼女の技術とスタイルは、スケートボードに対する深い愛情と情熱の結晶です。
赤間凛音 (あかまりず)選手)選手
スケートボード女子ストリート 銀メダル
赤間凛音(あかま りず)選手は15歳の中学生。
スケートボード女子は若い選手の活躍が光ります。
初のオリンピックで最後まで果敢にチャレンジし、見事銀メダルを獲得。
毛先を金髪に染めたスーパーロングヘアをなびかせ、大技を決める姿が印象的でした(ロングヘアは4歳から続くこだわりだそうです)。
凛音(りず)という名前のイメージや印象
名前の「凛」には、凛とした姿勢や毅然とした態度というイメージがあり、赤間選手の競技中の真剣な表情や、緊張感のあるパフォーマンスにぴったりです。
「凛」とした態度で挑む姿勢、そして「音」のように滑らかでリズミカルな動き。
赤間選手のスケートボードスタイルは、まさに名前の通り、凛として美しく、音楽のように流れるようなものです。
名前に込められた意味と彼女の競技スタイルが見事に一致し、その魅力を一層引き立てていますね。
小野寺吟雲 (おのでらぎんう)選手
スケートボード男子ストリート
14歳という年齢ながら世界ランキング1位に君臨する小野寺吟雲(おのでら ぎんう)選手は、今大会の優勝候補の筆頭でした。
会場の暑さなどの影響もあり、惜しくも予選敗退となりましたが、最後まで果敢に大技に挑戦する姿が印象的でしたね。
まだあどけなさが残る風貌も相まって目を引く存在でした。
小野寺吟雲(ぎんう)選手の名前の由来
名前は「龍吟雲起(龍吟ずれば雲起こる)」という禅語から付けられたそうです。
「龍吟雲起」は、龍が叫び雲を巻き起こすように、力強い存在が動くと人々がそれに従い、大きな変化が起こる、ということのたとえです。
龍は伝説上の生き物で、非常に強力で影響力のある存在とされています。
吟雲は、「人を超越したようなすごい存在になってほしい」という願いが込められています。
吟雲(ぎんう)という名前のイメージや印象
他にはない独自性のある漢字と響きなので、聞いた人に強い印象を残します。
禅語が由来という点も、名前に奥深さを与えています。
「吟」は、詩を詠むことや深く考えることを意味し、「雲」は空に広がる大きな存在感を持つ自然現象です。
小野寺選手の演技は、まるで空に浮かぶ雲のように自由で、詩を詠むような美しいリズムがあり、名前に込められた「人を超越したような」存在感がありますね。
フェンシング
加納虹輝 (かのうこうき)選手
フェンシング男子エペ個人 金メダル
フェンシング男子エペ個人で金メダルを獲得した加納虹輝(かのう こうき)選手。
予選から決勝まで、持ち前の冷静な判断力と鋭い攻撃で勝ち進み、フェンシング個人競技で日本勢初の金メダルを獲得しました。
まさに歴史を変えた瞬間でした。
虹輝(こうき)という名前のイメージや印象
「こうき」という響きはさまざまな漢字で表せますが、「虹が輝く」という言葉を用いたこの名前は夢と希望に満ちた美しい名前です。
加納選手のプレーは虹のように華麗で、多彩な技を繰り出し、まばゆいばかりの輝きを放っています。
名前と彼の競技スタイルが見事に一致し、その魅力を一層引き立てていますね。
東晟良 (あずませら)選手
フェンシング女子フルーレ団体 銅メダル
パリ五輪では、フェンシング競技において日本人選手の輝かしい活躍が注目されました。
個人戦では選手たちが次々と高いパフォーマンスを披露し、団体戦においても、日本チームの結束力とチームワークは目を見張るものでした。
フェンシング女子フルーレ団体では、東晟良(あずま せら)選手、上野優佳(うえの ゆうか)選手、宮脇花綸(みやわき かりん)選手、菊池小巻(きくち こまき)選手で戦い、見事銅メダルを獲得!フェンシング女子史上初の快挙を成し遂げました。
晟良(せら)という名前のイメージや印象
フェンシング女子フルーレ団体の4選手とも素敵な名前ですが、今回は東晟良(あずま せら)選手の名前に注目。
晟良(せら)の「晟」は、あきらか、日が昇る、明るく輝く、という意味があり、「良」は、優れている、という意味があります。
日が昇るという意味からは、努力して成功させるといった前向きなイメージを感じます。
名前が持つイメージの通り、東選手は競技において絶えず努力し、前進し続ける強さと輝きを持っていると感じます。
努力を惜しまず常に頂点を目指す姿勢が史上初の銅メダルという素晴らしい結果をもたらしたと言えるでしょう。
柔道
斉藤立 (さいとうたつる)選手
柔道混合団体 銀メダル
斉藤立(さいとう たつる)選手の父親は、オリンピック2連覇を果たした柔道界のレジェンド、斉藤仁氏です。
亡き父譲りの技と体力で、今回のパリ五輪で親子二代でのメダルを期待されていましたが、100キロ超級の個人戦では惜しくも3位決定戦で敗退。
しかし、続く混合団体で銀メダルを獲得しました。
個人戦、団体戦共に齊藤立選手にとっては悔しさの残る結果となったようですが、世界王者リネール選手を前にしても、齊藤選手は果敢に攻め続け、その姿はまさに日本柔道の魂を体現していました。
パリ五輪での彼の姿は、勝敗を超えて多くの人々に勇気と希望をもたらしました。
立(たつる)という名前のイメージや印象
立(たつる)という読み方は、立の名のり訓のひとつです。
画数の少ない漢字に3音の名前は、父親の名前「仁(ひとし)」と通じるものがありますね。
立派、立ち上がるという言葉に使われる「立」という漢字からは、力強さや不屈の精神が連想され、斉藤立選手が柔道で見せる強さや毅然とした態度につながります。
柔道はただのスポーツではなく、心技体で競うものであり、齊藤選手の名前はまさにその象徴と言えるでしょう。
レスリング
日下尚 (くさかなお)選手
レスリング 男子グレコローマンスタイル77キロ級 金メダル
日下尚(くさか なお)選手は、オリンピック初出場ながら積極的なプレーで果敢に攻め、見事金メダルを獲得しました。
香川県出身で、小学校時代の相撲経験で得た力強い「押し」が強み。
「うどんのようなコシの強さと相撲を生かしたレスリングを見てほしい」との言葉通り、後半に強烈な粘り強さを見せてくれました。
◎ 日下尚(くさか なお)選手の名前の由来
日下選手の名前「尚」は、女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんにちなんで名付けたものです。
見事、高橋尚子さんと同じ金メダリストとなり、高橋さんの「最高に楽しい42・195キロでした」をまねて「最高に楽しい6分間でした」とコメントし話題になりました。
◎ 尚(なお)という名前のイメージや印象
「尚」という漢字には、「高尚」「崇高」という言葉に見られるように、高貴で品格のあるイメージが込められています。
また、名前の由来である高橋尚子選手のように、スポーツにおいて輝かしい成果を収め、常に高い志を持って挑戦し続ける人物という印象もあります。
日下尚選手もその名の通り、自分の競技であるレスリングにおいて最高の結果を残し続けています。
日下選手の競技スタイルや精神力は、名前が持つ「高尚」さと「崇高さ」を体現しており、金メダリストとしての誇りと責任感を持つ人物像が浮かび上がります。
尾崎野乃香 (おざきののか)選手
レスリング 女子68キロ級 銅メダル
尾崎野乃香(おざき ののか)選手は、現役大学生のレスリング選手です。
元々62キロ級の選手でしたが、同階級での五輪出場は叶わず、階級を上げて挑んだ初のオリンピックでした。
強豪たちと激戦を繰り広げ、持ち前のテクニックと精神力で見事にメダルを勝ち取りました。
◎ 尾崎野乃香(おざき ののか)選手の名前の由来
野乃香(ののか)という名前は、母親の「春の野の息吹のように、周囲に優しい影響を与える人になってほしい」という願いからだそうです。
パリ五輪での活躍は、この名前の通り周囲に大きな影響を与え、たくさんの人が励まされたことでしょう。
◎ 野乃香(ののか)という名前のイメージや印象
「のの」という繰り返し音が可愛らしく心地よく耳に響く名前です。
「野乃香」という漢字からは、自然と調和した心地よい香りを想起させますね。
優しい雰囲気をまとう「野乃香」という名前からは、レスリングという力強い競技においても、柔軟かつ力強く困難に立ち向かう姿勢が映し出されています。
尾崎選手のしなやかでありながらも芯の強いプレースタイルを体現している名前と言えるでしょう。
卓球
早田ひな (はやたひな)選手
卓球 女子シングルス 銅メダル
早田ひな選手は、卓球 女子シングルスの準決勝で利き手を負傷したものの、3位決定戦では執念のプレーで勝利!
エースの意地を見せ、見事銅メダルを獲得しました。
◎ ひなという名前のイメージや印象
「ひな」という名前は、ひらがなならではの柔らかさと親しみやすさを持つ名前です。
「ひな」という響きからは、愛らしく成長する小さな鳥の姿が連想されます。
早田ひな選手のプレーは、ひな鳥が巣立つように、大舞台でも堂々とした姿を見せ、成長を続ける姿そのものです。
また、「ひな」という名前が持つ素直さや純粋さは、彼女の真摯な姿勢と重なり、競技に対する真剣さと努力を象徴しています。
スポーツクライミング
安楽宙斗 (あんらくそらと)選手
スポーツクライミング 男子ボルダー&リード 銀メダル
安楽宙斗選手は、2023年ワールドカップでボルダー、リード共に年間王者。
今大会でも、難易度の高いルートを華麗に登り、見事銀メダルを獲得しました。
本人的には悔しさが残る銀メダルだったようですが、世界の強豪選手たちがひしめく中、まだ17歳とは思えない冷静で安定した登りは、観客のみならず、世界中のクライミングファンに感動を与えました。
◎ 宙斗(そらと)という名前の由来
宇宙の「宙」と、ひしゃくという意味があり、北斗七星など星座の名前にも使われている「斗」を組み合わせた名前です。
名前の由来は、宇宙が好きな父親が「宇宙のように広い心を持ってほしい」という願いを込めて付けられたそうです。
◎ 宙斗(そらと)という名前のイメージや印象
宙も斗も宇宙に関連する言葉なので、壮大なイメージがある名前ですね。
広い視野と無限の可能性を持ち、どんな困難にも立ち向かい、道を切り開いていく強い意志を感じさせます。
スポーツクライミングは、まさに「宙」に挑む競技です。
安楽選手が持つ無限の可能性と、常に限界を超えようとする挑戦心は、「宙斗」という名前にぴったりです。
高い壁を登る姿は、まるで大空を自由に飛び回るようであり、その姿は見る者に希望と勇気を与えます。
陸上
北口榛花 (きたぐちはるか)選手
陸上 女子やり投げ 金メダル
女子フィールド競技では史上初、やり投げで金メダル獲得の大快挙を成し遂げた北口榛花(きたぐち はるか)選手。
予選では一投目で決勝進出を決め、決勝でも一投目で今季自己ベストの65m80を出し、そのまま誰にも破られることなく金メダルを獲得しました。
順番を待つ間のカステラもぐもぐタイムや、優勝後に喜びを爆発させる姿など、投てき時の姿とはまた違った可愛らしい一面も話題になりました。
◎ 北口榛花(きたぐち はるか)選手の名前の由来
北口選手の父親はパティシエ。榛(はしばみ)は洋菓子にもよく使われるヘーゼルナッツを指します。
先に「はるか」の響きが決め、あとから相応しい漢字を探して「榛花」にしたそうです。
◎ 榛花(はるか)という名前のイメージや印象
「はるか」という響きには、広大で果てしない空や未来を感じさせる柔らかな印象があります。
そして、「榛花」はその美しい響きにぴったりの漢字ですね。
ヘーゼルナッツのように硬い殻を持ちながらも、その中には濃厚で芳醇な味わいが隠されているように、榛花という名前もまた、強さと内なる美しさを象徴しています。
硬い殻を破り、遠くまで飛び立つような力強い投てきは、北口選手が競技において常に自らの限界を超えようとする姿勢を映し出しています。
同時に、そのフォームや投てきの瞬間に見せる集中力は、美しい花が満開に咲き誇る様子を彷彿とさせます。
ブレイキン
湯浅亜実 (ゆあさあみ)選手
ブレイキン 女子 金メダル
パリ五輪の新種目であるブレイキンで初の世界女王となった湯浅亜実(ゆあさ あみ)選手。
湯浅選手のブレイキンは、流れるような動きと正確なパワームーブが持ち味です。
パリの大舞台でも、スピード感と迫力で観客を魅了し、見事に金メダルを獲得しました。
◎ 亜実(あみ)という名前のイメージや印象
亜細亜(アジア)の「亜」と、成果や豊かさを意味する「実」を組み合わせた名前です。
この名前には、「アジアを代表し、確かな実力で世界を舞台に活躍する」という強いメッセージ性を感じます。
湯浅選手がパリ五輪で見せた圧倒的なパフォーマンスは、まさにその名前が体現するものであり、彼女の活躍は今後も世界に広がり続けるでしょう。
2024年8月11日に閉会式を迎えたパリオリンピックでは、日本は金メダル20個を獲得し、海外で開催されたオリンピックとしては過去最多の快挙を達成しました。
この記事を通じてご紹介したオリンピック選手たちの名前には、選手たちが成し遂げた偉業と同じように、未来へ続く力強い願いと希望を象徴しています。
これから名付けを考えている方々が、オリンピアンたちの名前にあやかり、大切なお子様の将来を明るく照らす名前を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
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