「麻」の意味、読み方や画数は?麻に込める願い、麻を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- クワ科の一年草。しびれる。麻糸、麻布。ゴマ。大麻。 など…
- 「麻」は「自然、草花・樹木」のイメージがあります。
- ▼「麻」の意味や由来
- 印象・願い
- 麻のように丈夫で健康的に育ちますように。心根がまっすぐで、誰に対しても誠実な人になりますように。芯が強く柔軟性に富み、周囲の人を包み込めるような人になれるように。左右対称で女の子……
- ▼「麻」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「麻」は、名前として「恵麻(えま)、麻由(まゆ)、瑛麻(えま)、麻央(まお)、永麻(えま)、麻結(まゆ)、麻衣(まい)」などの読み方で使われています。
- ▼「麻」を使った名前一覧を見る
画数 | 11画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | お・ぬさ |
訓読み | あさ【表外読み】しび(れる) |
音読み | マ【表外読み】バ |
部首 | 麻(あさ/あさかんむり) |
熟語 | 乱麻(らんま)・亜麻(あま)・胡麻(ごま)・快刀乱麻(かいとうらんま) |
他字体 | 蔴 異体字・同字 |
意味 | くわ科の一年草の植物、麻(あさ)または麻に似た植物の総称。ゴマ、ゴマ科の一年草。あさ糸、あさの布。しびれる、感覚が失われる。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「麻」の意味
- クワ科の一年草
- しびれる
- 麻糸、麻布
- ゴマ
- 大麻
「麻」は、クワ科の一年草として知られ、古くは服や帯、布として様々な場面で使用されました。
麻の花は地味でパッとした派手さはありませんが、とにかく成長が早く忍者のジャンプ力を鍛える訓練にも使われたエピソードが残っているほどです。
今でも麻の繊維を使った布は「リネン」の名で親しまれているほど、古くから私たちの生活に寄り添ってきました。
麻殻はお盆で死者の魂を迎える迎え火としても使われることもあります。
麻薬である大麻=マリファナの印象がある漢字ではありますが、大麻の歴史は人間の歴史よりも古いとされています。
縄文時代の土器には大麻の縄でつけられた模様があるほどです。
中国では麻糸で編んだ服を喪服とした歴史もあります。
また、栄養価が高く香り豊かなゴマを指すこともあります。胡麻と言う漢字はゴマの実が麻の実に似ている様子から付けられたそうです。
麻の漢字の成り立ち・由来
もともと「林」だけで麻を指していましたが、屋根を表す「广」と組み合わさり、屋根のある建物の中で麻の茎をほぐす作業を表現するようになりました。
植物のみを指す言葉から、布や紐を作るために茎から繊維を取り出す様子に変化したのが「麻」という漢字です。
その作業は、麻の茎を水につけふやかし、何度も擦って繊維だけ取り出るという手間と根気が必要な作業です。
布としてだけでなく、清めの効果もあるとされる麻は神社で神主は振る「祓い串」やお参りで鳴らす鈴を支える「鈴縄」としても使われています。
「麻」のイメージ、名前に込める願い
「麻」は厳しい土地でも成長が早くエネルギッシュでたくましい様子から、健やかで丈夫に育って欲しいと願いが込められる漢字です。
また麻同士で絡まることなく真っ直ぐに育つ姿は、誠実で心音の真っ直ぐな人を連想することだ出来ます。
麻は、古くは魔除けとしても親しまれてきた植物です。
社会現象にもなったアニメ「鬼滅の刃」で竈門禰豆子が身に着けていた着物の幾何学模様は「麻の葉模様」と呼ばれ、子どもの死亡率が高かった江戸時代に流行ったデザインです。
子どもが丈夫に育つよう願いが込められており、魔除けや安産祈願として縁起の良い模様とされています。
服や寝具にも使われるリネンから、柔らかさや包容力も連想出来るでしょう。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 健康的
- 明るい
- 素直
- 誠実
- たくましい
- 成長
- エネルギッシュ
- 朗らか
- 愛嬌がある
- 芯が強い
- しなやか
- 包容力がある
- 落ち着きがある
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

麻のように丈夫で健康的に育ちますように

心根がまっすぐで、誰に対しても誠実な人になりますように

芯が強く柔軟性に富み、周囲の人を包み込めるような人になれるように
「麻」の読み方いろいろ
「麻」の音読みは「マ」、訓読みは「あさ、しび(れる)」と読みます。名付けに使われる際の読みは、「ま、あさ、お、ぬさ」の読み方が使われます。
特に女の子の名付けに人気が高い「麻」は、「マ」の発音の名付けで高い人気を誇ります。
組み合わせる漢字によって、海外風の名前にもなるのが特徴です。おしゃれなイメージがあり、漢字の字体もシンプルなので組み合わせの相性が良い漢字も多岐に及ぶでしょう。
2文字での組み合わせが多い「麻」は頭字、添え字どちらにも使われます。
「麻」を名前に使う際の注意点
「麻」は、成長が早い麻から健康的にすくすくと育ち、何でも吸収して賢い子になれるようと願いが込められる名前です。しかし植物のためいつか枯れてしまう様子を人生に例えたりされます。
麻は、歴史が深く素朴ながらも強い植物です。種は次の季節に芽を出すため無限の可能性も秘めているでしょう。大切なのは、両親が子どもの名前にどんな願いをこめたいかです。
たとえ人生の途中で下降気味になったとしても、土を持ち上げて芽を出し、真っ直ぐに成長する麻のように辛抱強い努力が出来る人に育つはずです。
「麻」の漢字の説明の仕方
- 植物の「麻」
- 小林麻央の「麻」
- 水卜麻美の「麻」
「麻」を使った熟語
- 麻殻(おがら、あさがら)
- 左右対称で女の子の名付けにも高い人気を誇る「奈」と組み合わせた名前です。「奈」とは果物のかりんの別名でもあります。実は香り豊かで、淡い桃色や白の可憐な花を咲かせるかりんの花言葉は「豊麗、優雅」などです。健康的でリネンのように周囲を包み込む優しさを持ち、かりんのように豊かで実りの多い人生を送って欲しいという願いが込められています。どちらも「ア」の発音なので、可愛いらしい印象の名前です。
- 麻中之蓬(まちゅうのよもぎ)
- 悪いものも良い環境にいれば影響を受けて、捻じ曲がることなく正しいものになるという意味の熟語です。普段は曲がりくねって育つことの多いよもぎも真っ直ぐに育つ麻の中で育つと同じようにまっすぐ育つ様子を表しています。人が周囲から与えられる影響は、思った以上に力があるものです。環境さえきちんとしたものに整えれば、良い人になるのも不思議ではありません。
「麻」を使ったおすすめの名前
「麻」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
女の子の名前
麻奈(まな)

左右対称で女の子の名付けにも高い人気を誇る「奈」と組み合わせた名前です。「奈」とは果物のかりんの別名でもあります。実は香り豊かで、淡い桃色や白の可憐な花を咲かせるかりんの花言葉は「豊麗、優雅」などです。健康的でリネンのように周囲を包み込む優しさを持ち、かりんのように豊かで実りの多い人生を送って欲しいという願いが込められています。どちらも「ア」の発音なので、可愛いらしい印象の名前です。
麻衣(まい)

「イ」の発音で人気のある「衣」と組み合わせた女の子の名前です。全体的にシンプルで整った字体の名前です。「衣」は着物や僧侶の衣の印象が強く、私たちが生活するのに必要な衣食住の大切な一角です。心身ともに丈夫に育ち将来着るものに困ることがないように、お洒落な人物に育ちますようにと願いが込められています。「麻」を使った名前の中でも、人気のある名前です。
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「麻」を使った名前
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前日(7月17日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
8 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
9 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |