「史」の意味、読み方や画数は?史に込める願い、史を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- 歴史。出来事やその記録。朝廷で記録・文書にかかわる官・役人のこと。学問をしている者。古代の姓(かばね) など…
- 「史」は「聡明、古風・和風」のイメージがあります。
- ▼「史」の意味や由来
- 印象・願い
- 時代を自ら切り開き、進んでいけるように。落ち着きがあり、探求心がある子になるように。博識で教養があり、人から尊敬されたり奴に立てる人になるように。聡明で、明るい未来を歩めるように……
- ▼「史」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「史」は様々な読み方があり、一文字の名前では「ふみ」など、二文字名は「史佳(ふみか)、史恩(しおん)、史弥(ふみや)、壮史(そうし)」などがあります。
- ▼「史」を使った名前一覧を見る
画数 | 5画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | さかん・じ・ちか・ちかし・ひと・ふの・ふひと・ふみ・み |
訓読み | 【表外読み】ふみ |
音読み | シ |
部首 | 口(くち/くちへん) |
学習漢字 | 学習漢字4年 |
熟語 | 女史(じょし)・外史(がいし)・侍史(じし)・哀史(あいし)・歴史(れきし) |
他字体 | |
意味 | ふみ、文書、記録、歴史、歴史書。記録をつかさどる人、さまざまな事象を記録する者、侍史、女史。はなやか、美しい。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「史」の意味
- 歴史
- 出来事やその記録
- 朝廷で記録・文書にかかわる官・役人のこと
- 学問をしている者
- 古代の姓(かばね)のひとつ
- 教養があり、社会的に活動している女性を呼ぶ敬称
「史」と見ると、多くの人は「歴史」が思い浮かぶと思います。
人が現在に至るまでの出来事や記録に残した文書の他にも、記録を担当してい役人や仕事に従事していた姓(かばね)の意味も持つ漢字です。
また、中国古代の殷王朝で祖先の霊を祭るために行われた祭祀を「史」と呼びました。
現在では歴史や伝統を表す漢字ですが、漢字そのものの歴史はとても深く、威厳を感じることの出来る字です。
漢字の歴史も人の歴史同様、様々な出来事を経て現代に至っているのだと思うと、今も「史」があるのは奇跡のように思えます。
史の漢字の成り立ち・由来
「史」は、「中」と「又」が組み合わさって作られた漢字です。「中」は、神への祈りや願いの書き、木の枝に結び付けた様子を表した象形文字です。
「又」は、右手を表す象形文字で、祭事に携わる人物や役職の人物を指します。
神様への祈りの言葉書かれた木の枝を右手で捧げ持つ姿が、「史」という漢字の成り立ちです。
祭事の様子や内容は、祭事を司る役人が記録・保管や管理を行っていました。
やがて祭事の記録だけでなく、国の時勢や主君の記録を記す役人として浸透していったのが「史」の歴史なんです。
「史」のイメージ、名前に込める願い
「史」は、歴史、伝統を連想することから、博識で落ち着きがあり好奇心の強さをうかがうことが出来ます。
歴史を知るために、読書に励み遺跡巡りにも赴いて自分の目で見て確認する方もいるでしょう。
また、過去の失敗を教訓とし未来を担っていく人の1人になって欲しいと願いを込めることも出来る漢字です。
中国・唐代の正史である唐書には「史に三長あり」とあります。歴史を記せる者は、「才知・学問・識見」という3つの長所が無くてはいけないという言葉です。
才能や知識は、誰にも奪う事の出来ない一生の財産です。親から子へ、これからの時代を切り開いていく子どもに贈る名前にはぴったりな漢字です。
- 博識
- 優秀
- 聡明
- 思慮深い
- 努力家
- 粘り強い
- 好奇心旺盛
- 可能性
- 未来
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

時代を自ら切り開き、進んでいけるように

落ち着きがあり、探求心がある子になるように

博識で教養があり、人から尊敬されたり奴に立てる人になるように

聡明で、明るい未来を歩めるように
「史」の読み方いろいろ
歴史や文化人をイメージする「史」の 音読みは「シ」、訓読みでは「ふみ、さかん、ふひと、ふびと」と読みます。
実際に名付けに多く使用される読み方は、「し、じ、あや、ちか、てる、のぶ、ひさ、ひと、ふの、ふみ」など幅広い読み方が使われています。
「史」の漢字の説明の仕方
- 歴史の「史」
- 鈴木史郎の「史」
- 西川史子の「史」
「史」を使った熟語
- 史跡(しせき)
- 国の法律である文化財保護法によって指定されている記念物の内、日本の歴史の正しい理解を得るために必要不可欠な歴史の跡地のことです。また、出土遺物を含む、規模や遺構など学術的にも価値があると判断されたものも指します。貝塚、住居跡、古墳、城跡、社寺跡、文庫、関跡、碑など由緒ある場所も史跡として定められます。「遺跡」の中でもさらに重要なものだと判断されたものが「史跡」と呼ばれます。
- 作史三長(さくしさんちょう)
- 「唐書」「劉知機伝」で出てくる言葉です。才知、学問、識見と言う3つの能力のことを指し、歴史家が歴史書を書く際や編集したりするのに不可欠な能力だという意味です。歴史や記録する役人を意味する「史」が聡明だとされるのは、教養や知識がなければ史書は書けないという「作史三長」が由来だからです。
「史」を使ったおすすめの名前
勉強家で教養が深く物知りの印象もある「史」は、男女ともに名付けに使用される人気の漢字です。
比率的に男の子の名付けの方が多い傾向にあります。
他の漢字との組み合わせて、主に留め字として使われることが多い漢字です。
3文字の組み合わせでは「清史郎」のように真ん中に置かれることが多くあります。5画でシンプルな字体ですが、歴史を感じさせるのでとても趣のある名前になるでしょう。
以下に、「史」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
男の子の名前
和史(かずし、かずふみ)

和やかでとても穏やかな印象のある「和」と組み合わせた名前です。仲の良さやほどよい様子を意味する「和」と賢い印象を与える史が、穏やかで聡明な印象を与えてくれます。知識を人に役立てる優しい人になるようにと願いが込める事の出来る名前です。シンプルな字体ですが、だからこそ込められた願いが引き立っています。
おすすめの名前ピックアップ
女の子の名前
史香(ふみか)

「史」と女の子らしい「香」を組み合わせた名前です。「史」には「女史」という言葉ある通り、知識人で社会的にも活躍している女性を尊敬する名称としても使われます。「香」は、芳しく良い香りを彷彿とさせる漢字です。思慮深く見識が広いだけではなく、良い香りのように人が自然と集まって来るような魅力ある女性になって欲しいという願いが込められています。言葉の響きも柔らかく、全体的に可愛らしい名前です。
おすすめの名前ピックアップ
「史」を使った名前
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前日(7月17日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
---|---|---|---|---|
1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
8 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
9 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |